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カオス回路の構成,解析

非線形定係数常微分方程式を物理的に表現するもっともシンプルな方法は, 電気回路を使うことでしょう. 机上論やコンピュータシミュレーションと,実際の物理系の応答が, 相当の精度で一致することを確認できるもっとも身近な存在が電気回路なのです. 最近新たに単純な構成のカオス発振器を実現しました. この回路を多数接続させた場合の同期現象がもっとも 興味深いのですが,回路の対称性が深く関わって来るため, 対称性の数理的取り扱いとともに計算機援用解析が重要となります. そう,計算機もバリバリに使いこなして徹底的にカオス力学系を調べ尽くしましょう.

BVP発振器の結合系に興味があり,もう長年に渡っていろいろ調べています: [20], [26], [72], [79], [155], [164], [169], [171], [177], [178], [187], [189], [191], [193], [201], [202], [208], [210], [211], [213], [220], [221], [222], [227], [228], [229], [231], [235], [248], [252], [254], [257], [263], [264], [284], [297], [306].

Figure 1: 新提案のカオス回路と実験でみられるアトラクタ
\includegraphics{figures/newchua.eps} \includegraphics{figures/newchualab.ps}
過去にはジョセフソン接合素子(超電導干渉計)を含む回路の (超電導干渉計)を含む回路の 解析[11], [14]などがあります.



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